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法律用語「その他」と「その他の」違い

法律の条文に使われる言葉は、厳密に使い分けられます。
日常用語では同じ意味に使われるふたつの言葉が、法律の世界では厳密に使い分けられる、ということがあります。
そのひとつが「その他の」と「その他」使い分けです。
「A、Bその他のC」と言った場合ABはCに分類されるものということになります。
A、BはCの例として挙げられているという言い方もできます。
一方、「A、Bその他C」と言った場合は、AB及びCは並列的に並ぶものです。
もっと具体的に言います。
「犬、猫その他の市長が許可した動物は入場できる」という場合と、「犬、猫その他市長が許可した動物は入場できる」という場合は、どのように異なるのでしょうか。
前者では、市長が許可した動物の例として犬、猫が挙げられています。
従って、犬、猫も市長が許可しない限りは、入場できません。
一方、後者であれば、犬と猫と市長が許可した動物は、入場できるということですから犬と猫は、市長の許可がなくても、入場できるということになります。
このように、日常では、どちらも同じことじゃないか、という言葉でも、法律の世界では厳密に使い分けられるということがあるのです。

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